2023年02月07日
高等学校
指導事例 優秀賞 大塚健一朗 指導教諭 致遠館高
授業概要
学年・教科等
高等学校 2年 理科・理数生物
実践の概要
タブレットPCを活用し、自分の思考過程を客観的に捉え、情報共有を通して、思考力を育成する
【ねらい】思考力を育成するために、タブレットPCを活用する。
【活用場面】この指導法では、生物のいろいろなシステムや実験といった、考えることが求められる単元をタブレットPCの主な活用場面と想定している。
【実践】
① 教師が、生物のシステムや実験などについて、講義形式で説明を進め、ある程度考えさせる部分を残して、説明を中断する。
② ここまでの説明の内容を前提として、生徒に考えさせる問いを板書する。
③ 板書の問いの部分を、教師用タブレットPCで撮影し、SKYMENUの配布機能を用いて生徒たちのタブレットPCに配布する。
④ 生徒は、各自のタブレットPCに、これまでの説明を参考にしながら、考えて、その思考過程を記入する。
⑤ 数名の生徒の記入状況を電子黒板とタブレットPCに投影して、生徒たちで情報を共有する。
⑥ 電子黒板に投影されたものと、自分の思考過程が反映されている多書き込みを比べさせた後、生徒どうしで意見交換する学習活動に取り組ませる。
⑦ 生徒の理解が深まったところで、発問した生物のシステムや実験などについて板書し、理解の定着を図る。
【結果】
・思考力育成に有効である可能性
・生徒の理解の度合いに応じた柔軟な指導の可能性
使用ソフト
SKYMENU