県立高校への進学は、公立中学校とは違い自分で行きたい学校を決めて、受検に臨み合格することで入学ができます。ここでは高校の選び方について一緒に考えていきましょう。
高校選びのポイント
皆さんは、どんな高校に行きたいと考えているのかな?
普通科の高校へ行って、大学進学を目指したい
詳しく読む
- 農業科の高校へ行って、農業について詳しく勉強したい
- 工業科の高校へ行って、専門的な技術を磨きたい
- 商業科の高校へ行って、専門的な知識を得たい
- 家庭科の高校へ行って、専門的な技術を身に付けたい
総合学科の高校に行って、将来のために幅広く勉強したい。
詳しく読む
中学校でも頑張った部活動を、高校でも続けたい
将来、何をするのか迷っています。県内にはどのような高校がありますか?
ポイント行きたい高校の情報を集めよう
高校の詳しい情報を手に入れるには、
- 高校の公式ホームページにアクセス
- 高校の体験入学などのイベントに参加
- 高校に通う先輩に直接話を聞く
- 中学校での進路相談
今みなさんが見ている「SAGA県立高校進学ナビ」は、県立高校の情報をまとめたウェブサイトです。内容は随時、最新情報に更新していきます。
皆さんの高校選択がより最適なものとなるよう、このサイトも大いに活用していきましょう。
皆さんの高校選択がより最適なものとなるよう、このサイトも大いに活用していきましょう。
ポイント学科やコースについて調べよう
県立高校には、皆さんの進路実現に向けた様々な学科やコースがあります。学科には普通科、専門学科、総合学科がありますが、どのような特徴があるか知っていますか。
普通科について教えてください。
普通科は、主なところとして、
- 国、社、数、理、英を中心に学習し、大学、短大、専門学校への進学に向けた進路実現が可能
- 大学への進学から就職まで、幅広い進路希望に対応している高校もある
専門学科について教えてください。
専門学科は、主なところとして、
- 「農業」、「工業」、「商業」、「家庭」などに関する学科がある
- これらに関する学科の専門技術や知識を身につける科目を中心とした学習ができる
- 学習した技術と知識を生かし、就職や専門学校・大学への進学もできる
総合学科について教えてください。
総合学科は、主なところとしては、
また、県内には観光や福祉について学べる系列を持つ高校もあるんですよ。
(※系列とは、学習目的が同じ選択科目をグループに分類した、そのグループのことを指します。)
- さまざまな系列があり、自分の興味関心や進路に応じて系列の科目を中心に学習していく
- 進学から就職まで幅広い進路に柔軟に対応できる
また、県内には観光や福祉について学べる系列を持つ高校もあるんですよ。
(※系列とは、学習目的が同じ選択科目をグループに分類した、そのグループのことを指します。)
高校には定時制や通信制があるって聞いたことがあります。
全日制とどう違うのですか?
全日制とどう違うのですか?
県立高校には、全日制課程、定時制課程、通信制課程があります。
定時制課程とは、特定の時間帯や季節において授業を行う課程のことです。一般的には「夜間定時制」を指す場合が多いですね。通信制課程は、通信による教育を行う課程のことで、自宅でのレポート作成を中心にスクーリング(面接指導)により学習します。
定時制課程とは、特定の時間帯や季節において授業を行う課程のことです。一般的には「夜間定時制」を指す場合が多いですね。通信制課程は、通信による教育を行う課程のことで、自宅でのレポート作成を中心にスクーリング(面接指導)により学習します。
高校には様々な特徴を持つ学校があることが分かりました。県内にどんな学校があるのか、「県立高校をさがす」からさらに調べてみることにします。
ポイント高校の卒業生の進路を見てみよう
最後にポイントを一つ。
高校の学校紹介パンフレットなどに載っている卒業生の進学先や就職先を見ておくことをお勧めします。それは、卒業生の進路に自分を重ねることができるかどうかが、自分の将来を想像した高校選びの判断材料となり得るからです。将来、自分がなりたいものに繋がっているか、高校を選ぶ際にぜひチェックしてみましょう。
高校の学校紹介パンフレットなどに載っている卒業生の進学先や就職先を見ておくことをお勧めします。それは、卒業生の進路に自分を重ねることができるかどうかが、自分の将来を想像した高校選びの判断材料となり得るからです。将来、自分がなりたいものに繋がっているか、高校を選ぶ際にぜひチェックしてみましょう。
県立高校の魅力とは
1.多種多様な学科
- 県内には様々な特色のある県立高校が32校
- 進学から就職まで、進路実現へと繋げられるよう最大限のサポート
- 令和5年度より普通科も通学区域が全県域となり、高校選びの幅が広がってます。
2.充実した施設設備
- 全国に先駆けて平成26年度より1人1台端末を導入
- 今や電子黒板や1人1台端末を用いた授業は当たり前
- 1人1台端末は県の費用で整備、端末準備にかかる個人負担なし
3.地域との連携
- 地域とコラボレート(協働)して運営をしている学校がある
-
SAGAコレボレーション・スクールに、県内9つの学校を指定
「地域社会の担い手育成プロジェクト」(唐津西高校)
「地域の子供は地域で育てる鹿島高校魅力化プロジェクト」(鹿島高校)
「『地域を愛し 地域に愛される 学校づくり』と全国募集の促進~有田の伝統産業や多様な主体と連携・協働した取組と地域貢献~」(有田工業高校)
「地域社会に貢献できる人材を育成する学校の実現」(白石高校)
「地域とともにある学校づくりの推進」(高志館高校)
「地域を愛し、地域社会に信頼される生徒・学校・地域連携作り」(神埼高校)
「各系列学習の活動及び学校行事等における地域連携の推進」(唐津青翔高校)
「地域コミュニティーの資源(ひと、もの)を学校の教育課程に取り込んだ活動を通した地域貢献」(太良高校)
「地域に開かれた、愛される学校づくりプロジェクト」(牛津高校)
※詳しくはhttps://www.pref.saga.lg.jp/kyouiku/list05638.htmlをご参照ください!
4.自治体や企業、大学と連携し、新時代の教育内容を実践
- SAGAスマート・ラーニングに、県内8つの学校を指定
-
指定の各学校は、次のような取組を実施
「実践型ビジネス教育」(唐津商業高校)
「人と環境に優しい農業教育」(伊万里実業高校)
「嬉野の未来は私たちがつくる!『うれしの絆プロジェクト』」(嬉野高校)
「鳥栖商カラフルクローバープロジェクト」(鳥栖商業高校)
「伊万里高校を軸とした産学官協働の新しいまちづくり」(伊万里高校)
「行政との協働による地域課題解決型探究学習」(武雄高校)
「新・理想の星プロジェクト」(佐賀西高校)
「地域ボランティア型体験教育」(三養基高校)
※詳しくはhttps://www.pref.saga.lg.jp/kyouiku/list05639.htmlをご参照ください!
受検料や入学金、
高校入学後の費用
県立高校にかかるお金のことについて、皆さんは考えたことがありますか。
え、高校って、どのくらいお金がかかるんですか?
義務教育の小学校や中学校と違い、高校の授業を受けるには、授業料が必要となるんですよ。
他にも、受検料(入学者選抜手数料)や入学金(入学手数料)についても、もちろん知ってるよね。
他にも、受検料(入学者選抜手数料)や入学金(入学手数料)についても、もちろん知ってるよね。
受検料って、高校入試を受けるときの費用ですよね。一体どのくらいかかるのですか?
佐賀県立高等学校の受検料(入学者選抜手数料)は、
- 全日制 2,100円
- 定時制 900円
- 通信制 50円(※佐賀北高校通信制の例)
入学金って、どのくらいですか?
佐賀県立高等学校の入学金(入学手数料)は
- 全日制 5,550円
- 定時制 2,050円
- 通信制 なし(※佐賀北高校通信制の例)
授業料のことについても教えてください。
授業料は、
- 全日制 月額 9,900円(年間118,800円)
- 定時制 1単位 1,560円(年間29,640円)
※年間19単位で算出 - 通信制 単位 100円(※佐賀北高校通信制の例)
近所のお姉さんに県立高校の事を聞きに行ったとき、「授業料が実質タダ」とか言ってたんだけど、それ本当なんですか?
いいことを聞いてきましたね。それは「就学支援金」という制度のことですね。
就学支援金について、受給には条件があるのだけれども、受給できる場合は、これを充てることで授業料が実質無料となるんですよ。就学支援金についての詳しいことは、佐賀県教育委員会のHPを参照して下さいね。
(https://www.pref.saga.lg.jp/kyouiku/list01918.html)
就学支援金について、受給には条件があるのだけれども、受給できる場合は、これを充てることで授業料が実質無料となるんですよ。就学支援金についての詳しいことは、佐賀県教育委員会のHPを参照して下さいね。
(https://www.pref.saga.lg.jp/kyouiku/list01918.html)
その近所のお姉さんは、制服代、教材費や体操服の購入にもお金がかかると言ってたっけ。金額は学校で異なるとは思うけど、大体どのくらいかかるのかな?
4月当初に準備する金額の目安としては、制服代、教材費や体操服も含めて、約10万円程度が必要となるようですよ。
もちろん、高校によってその金額は異なるから、詳しくは、各高校のホームページなどで調べてみてください。
もちろん、高校によってその金額は異なるから、詳しくは、各高校のホームページなどで調べてみてください。
分かりました。早速、調べてみます。
よくある質問
出願前ですが、志望している高校へ入学後の事を質問したいと思っています。質問することで入試に不利になりませんか?
そのようなことは一切ありません。むしろ、受検する皆さんが「入学した高等学校が思ってたのと違う」と入学後に感じてしまうと、充実した高校生活を送ることができません。そうならないためにも、気になることは高校へ質問してください。
受検に向けて、資格(英検、漢検など)は、取っておいたほうが良いですか。
英語能力や漢字を読み書きする能力は、高校だけでなく将来的にも必要となるスキルです。なお、受検に際し「調査書の学習の記録以外で特に重視する項目・内容」として資格取得を明示している高校も多くあります。
髪型の規制はありますか。
高校は今、髪型を含め校則の見直しを進めています。
高校に通いながらアルバイトすることは可能でしょうか。
ほとんどの学校で「原則禁止としており、事情により許可する場合がある」としているようです。
高校には売店や食堂はありますか。
多くの学校には売店があり、昼休みの時間にパンなどの販売をしています。また、食堂がある県立高校は数校あります。
各高校の制服ってどのようなものですか。
学校パンフレットやホームページに制服の写真等が掲載されています。また、「SAGA県立高校進学ナビ」の高校紹介のページでも確認することができます。
学校パンフレットはどうやったらもらえますか。
学校の事務室窓口などでもらえます。事前に学校へ連絡しておくと、スムーズに受け取ることができます。また、ホームページにデータを掲載している学校もありますので、確認してみてください。
県外からも佐賀県の県立高校に出願できますか。
出願できます。以前は許可された場合のみ出願できましたが、今では、通常の出願手続きにより出願できます。
県外の公立高等学校の検査日が佐賀県と異なっている場合は、佐賀県立高等学校と県外の公立高等学校の両方に出願してよいですか。
令和5年度佐賀県立高等学校入学者選抜については、応募資格が「佐賀県以外の公立高等学校を志願していない者」となっています。
既に県外の公立高等学校への出願手続きを行っており、出願を行った入学者選抜の検査等が終了していない場合は、佐賀県立高等学校入学者選抜への出願はできません。
逆に、佐賀県立高等学校入学者選抜に出願した場合は、出願した選抜の検査等が終了するまでは、佐賀県以外の公立高等学校への出願はできません。
詳しくは、中学校の先生にも確認してみてくださいね。
既に県外の公立高等学校への出願手続きを行っており、出願を行った入学者選抜の検査等が終了していない場合は、佐賀県立高等学校入学者選抜への出願はできません。
逆に、佐賀県立高等学校入学者選抜に出願した場合は、出願した選抜の検査等が終了するまでは、佐賀県以外の公立高等学校への出願はできません。
詳しくは、中学校の先生にも確認してみてくださいね。